月島の歴史は、大阪との関わりを抜きには語れません。摂津国(現在の大阪市西淀川区)に「佃」という村がありました。明智光秀が織田信長を倒した1582年の「本能寺の変」のとき、大阪に滞在していた徳川家康が大軍勢を前に窮地に陥ります。その時に手助けをしたのが淀川流域を知り尽くした佃の漁師たちだったそうです。

 1604年、江戸に幕府を開いた徳川家康は、佃の漁師33人を江戸に招きました。幕府に魚を献上する役目を担う代わりに、江戸湾の魚を取り放題という特権があったそうです。彼らは与えられた砂州に築島して、故郷にちなんで佃島と名付けました。